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不動明王とは? [仏さま]

のうまく・さんまんだ・ばざらだん・かん  <一字呪(しゅ)  真言>

のうまく・さらば・たたぎゃてい・びやさるば・もっけい・びやさるば・たたらた・せんだ・まかろしゃな・けん・ぎゃき・ぎゃき・さるばびきなん・うん・たらた・かん・まん  <火界呪>

のうまく・さんまんだ・ばざらだん・せんだんまかろしゃだ・そわたや・うんたらた・かん・まん  <慈救(じく)呪>

のうまく・さんまんだ・ばさらなん・たらた・あぼきゃ・せんだ・まかろしゃな・そわたや・うん・たらたや・たらまや・うん・たらた・かん・まん  <不動施残食(ざんじき)呪>


サンスクリットでは アチャラナータ『動かざる者』。

不動は 揺ぎ無い菩提『仏道を求める』心を意味します。
インド ヒンドゥー教の大神シヴァをさします。

因みに 明王とはヴィドヤーラージャ『明呪(みょうしゅ(諸仏諸尊の威力がこもる唱句=真言と同じ))の王』、 
ヴィドヤー『明』は もともとは神秘な智慧・明智を言う言葉で、 
真言を唱えれば、 智慧の光によって迷いや苦悩の暗闇が破られる強力な明呪を有するのが明王です。

お不動様は 大日如来の化身で、 人々の悪心を調伏する為に憤怒尊で顕れた姿です。 教令輪身(きょうりょうりんじん)『如来の命を受けた使者』とも言います。
五大明王の主であります!

密教では 護摩(サンスクリットでホーマ『焚く』)を修する時、多くは不動明王を本尊とします。

護摩には 
息災法『安全・健康祈願の法』
調伏法『競争相手や敵を倒す方法』
増益(ぞうやく)法『地位や福徳などを増す法』      
敬愛(きょうあい)法『尊敬や愛情を得る法』などの修法があります。
が、一般では病魔退散・家内安全・商売繁盛・受験合格 など フツーの願いを反映しているので「お不動様」「お不動さん」と親しみをこめて呼ばれているのでしょう。

不動明王尊は、 奇岩の上に乗り 火焔の光背を背負い、 こんがら童子・せいたか童子を従えた三尊形式が多く見られます。
眼をむき、牙を出した憤怒尊は、 右手に剣(たま~に倶利迦羅龍王(くりからりゅうおう)が巻きついてる事もあります) 左手にけん索『綱(こう)』を持っておられます。
身色には 赤 青 黄 白 黒 などがあります。
 
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この明王を念じる修行者は 不動根本印(独鈷印(とっこいん))、 不動三鈷印(密教法具の三鈷杵(さんこしょ)をかたどったもの)、 比較的多用されるものとして不動剣印など 印契は14種にも及びます。


今回は 印契の写真は控えさせて頂きました。


お不動さま ほんとにポピュラーな仏さま ですよね(^^)

因みに 梵字は カンマーン と読みます。
今までの仏様も 今回のお不動さまも いろいろな カタチで表されています。
梵字も同様。
そんな梵字、
振り返って 読み方 やっぱり書かせていただいときますね(!^^)























降三世明王とは? [仏さま]

おん・そんば・にそんば・うん・ばさら・うん・はった  <真言>

サンスクリットでは トロイローキャヴィジャヤ『3つの世界を降伏(ごうぷく)するもの』。

五大明王の一尊で 東方に位置します。

降三世(ごうざんぜ)明王は 過去・現在・未来 三世にわたって悪を退け、 貪(トン『欲望』)・ジン『怒』・痴(チ『愚』)の 3つの三毒『煩悩』を滅ぼすと言われています。 
以前書かせて頂いた 孔雀明王とご一緒の 幸福のもたらし方ですね。

阿しゅく如来の権化とされています。

足で もっとも教化が難しいと言われている 異教の神、大自在天『ヒンドゥー教におけるシヴァ神のこと』 と その妃(烏摩(うま)) を踏みつけて顕されます。

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降三世明王を念じる修行者は 両手は両小指を絡め、 頭指を立て第一関節を軽く折ります。
両中指、無名指は内側に曲げ、大指をこれに添える印契を結びます。







私は 閻魔さまと言われている、大威徳明王さまの方が三界を律している、と思っていました。

勉強しないと やはり判らないものなんですねぇ・・・(!^^)

梵字は ウン。















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大威徳明王とは? [仏さま]

おん・しゅっちり・きゃらろは・うん・けん・そわか  <真言>

サンスクリットでは ヤマーンタカ『ヤマを降(くだ)すもの』。
ヤマとは インド神話の‘死の国’ 、
其処の王なので 降閻魔尊とも呼ばれます。

つまり・・・  アノ閻魔さま、なワケです!かね?

五大明王の一尊で 西方 に位置します。

阿弥陀如来 または 文殊菩薩の権化とされます。

大威徳明王は 『戦勝』を祈願する 『大威徳法』の本尊です。
アノ平 将門を 屈服させたとゆう説もあります。

首には髑髏の瓔珞をかけ、 水牛に乗っています。

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この明王を念じる修行者は、
内縛し、 中指を立てつけ 頭指は立て開き、 大指は交差させて 印契を結びます。

お牛さんにお乗りになられているので、 この明王さまだけは どの方か 私でも判ります・・・(!^^)
丑年とは 全く関係がありません。。。

梵字は キリーク。









軍茶利明王とは? [仏さま]

おん・あみりてい・うん・はった    <甘露呪 真言>

おん・きりきりばざら・うん・はった  <金剛軍茶利呪>

サンスクリットでは クンダリー『甘露の壷』『髑髏を巻くもの』。

五大明王の一尊で、 南方に位置します。

宝生如来の権化『化身』ともされています。

甘露とは、 インド神話で示すところの アムリタ『不老不死の霊液』である事から この軍茶利明王(ぐんだりみょうおう)には 特に 『息災延命』を祈願します。

もう1つの意『髑髏を巻くもの』から この明王は 頭や瓔珞(ようらく『装身具・荘厳具』)に髑髏を着けたり、足に蛇を巻きつけた姿で表されます。
執念深い動物と考えられる 蛇を 従える事で、悪心を飽く事無く懲らしめます。

軍茶利明王の身色は青!
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この明王を念じる修行者は、 両手とも 大指・小指を曲げつけ 他指は開いて胸の前で交差させる印契を結びます。

梵字は ウン。






金剛夜叉明王とは? [仏さま]

おん・ばざら・やきしゃ・うん  <金剛夜叉呪 真言>

金剛薬叉(やくしゃ)とも表記するそうです。

サンスクリットでは ヴァジュラ(『金剛(煩悩を打ち砕く法具のコト)』)ヤクシャ『インドの鬼神で 仏法の守護神の1つ』。

五大明王の一尊で 「北方」に位置します!

不空成就如来の権化とされます。
以前載せた 烏枢沙摩明王と 同体とも言われています。

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← 金剛夜叉明王を念じる修行者は、
内縛し、 両大指を並べ立て
両頭指の第一・二関節を折り曲げ 第一関節の背をつけ、これが眼、
両小指を内側にやや丸く曲げ、これを牙
として 明王の尊顔に見立てる印契を結びます。

今回は 北方の守護神 金剛夜叉明王を勉強してみました。

印契の 眼ぇ とか、 牙 とか  ちょっと見立てがおもしろかったです。今回のは。

と、
さりげなぁ~く 載させていただいている アノ文字っぽいものを 「梵字」と言います!
私が好きなので普通にUPしてるだけなんですけどね・・・

何れ 自分でも書いてみたいと、 こちらも目下勉強中でありまっす。

載せ・・・ られるモノ 書いてみたいなぁぁぁぁぁぁぁ・・・

梵字は ウン。













愛染明王とは? [仏さま]

おん・まからきゃ・ばぞろうしゅにしゃ・ばざらさとば・じゃく・うん・ばん・こく  <大愛染金剛頂呪  真言>

うん・たき・うん・じゃく・うん・しっち  <愛染明王呪  真言>

サンスクリットでは ラーガ『赤』 または ラーガラージャ『赤色の王』。

赤は愛欲を表す色で、 ソレ(「愛に執着し、むさぼり愛しそれに捕われ染まること」ってカンジですかね)に染まった者とゆう意でもある事から 愛染明王・愛染王とも訳されます。

「染まる」とゆう事から 染物屋の守護神ともされているとかいないとか・・・

普通は、 敬愛(きょうあい『和合・親睦祈願』)修法の本尊として祀られ、 一般に〝縁結び〟〝恋愛成就〟の明王とされています。
愛染明王は 赤い日輪を光背とし、壷の上の赤い蓮華に坐しています。 
身体は赤く 顔は三眼で 頭に獅子の首をつけた宝冠を被り 6本の腕を持つのが普通で、 その手には蓮華・五鈷杵(ごこしょ)などの法具の他に、
ヨーロッパで言うトコロの キューピッドの様に愛の矢と弓を持つのが特色として挙げられています。
東洋版 エンジェルってカンジなんですかね?

因みに ご尊顔の方は 美丈夫だ、 とも言われているそうですよ!

恋愛成就のお呪いとしては、 <おんー>の方になるそうです! さてはて、はたして・・・???

左の1手には何も持たずに 拳を握っておられます。 敬愛法の時は蓮、息災法の時は日輪など、 修法の目的に応じて決まりの持物を携える為です。

愛染明王の本質は 人々に菩提『悟り』を求める 堅固な心を持たせる金剛薩ったの化身である事にあります。
ともかく、どんなドロドロした感情を抱いたとしても、仏教の教えでは、「どんな情念をも悟りの境地へと浄化させましょう」と仰っているのです。
煩悩 即菩提 と。

宇宙のあらゆる現象は普遍的真理である大日如来から生じ、 それは再び大日如来に帰っていくという仏教の教えから起こっています。

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この明王を念じる修行者の印契は 内縛し、 両中指やや曲げ、 右の中指を手前にして交差させます。

相も変わらず 印契の方はなんのこっちゃ?てカンジですが(!^^)

このブログ書いてると、私本人も勉強になりまっす!

梵字は ウン。

















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孔雀明王とは? [仏さま]

おん・まゆらぎ・らんてい・そわか  <孔雀明王 真言>

サンスクリットでは マハマーユリ『偉大な孔雀』。 マユリが女性名詞なので 孔雀仏母(ぶつも)、仏母大孔雀明王などとも言います。
その名の通り、強面(こわおもて)なお兄さん風の顔ではなく、女性的でジャニーズ系のような顔立ちをしています。

華麗な羽根を持つ孔雀は、 インドの代表的な吉鳥で 災いを齎すものとされている毒蛇を喰らう上、 恵みの雨を降らすと伝えられている事から、その恩恵に預かりたいという意味で孔雀明王が誕生したとされています。

孔雀明王は、 毒蛇や毒薬などの災難、恐怖の他に 精神的な障害、つまり心の毒と言われている貪(トン(欲望))・(ジン(怒))・痴(チ(愚))の3毒を除いて幸福をもたらすと言われています。

日本には古く奈良時代にはこの明王の話は伝わっており、 修験道の祖役小角(えんのおづぬ)が孔雀に祈って空中飛行などの超人的な能力を得た、と伝えられています。

空海などは この明王を釈迦如来と同体とします。

四箇大法の1つである『孔雀経法』は『息災延命・請雨(しょうう)・止雨(しう)』を祈ります。

この明王の身体は白色で 金色の孔雀の背に坐しています。 
手は4本が普通で 蓮華や孔雀の羽根を持っています。

明王とゆう名にはんして、 他の明王が憤怒相なのに対し 孔雀明王の像は菩薩に似たヤサシイ姿をしています。

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この明王を念じる修行者は
内縛 あるいは 外縛し 両大指、小指をともにたてのばします。

← (内縛印)

外縛し、 その外に開かれた指によって 孔雀の羽根を表現するのが 通常です。

梵字は マ。














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烏枢沙摩明王とは? [仏さま]

おん・くろだなう・うん・じゃく  <烏枢沙摩明王 真言>

穢れや悪を焼き滅ぼし、 不浄を清浄に転じる為、 密教や禅宗寺院などでは〝厠〟の守護神として祀られています。

つまり おトイレの神様(某歌謡曲とは関係ありません) ですね!

サンスクリットでは ウッチシュマ『穢れを浄める』。

もともとは インドの火神であるアグニをさすそうです。

また天台宗では 金剛夜叉明王にかえて 五大明王に数えられたりもします。

この明王には『悪鬼防除・智慧増大』などを祈願する『神変十大秘法』と呼ばれる修法(特に〝安産〟に効験があるらしいですよ)があり、これは烏枢沙摩明王を本尊として祈願すれば、 胎児が女児であっても男児に変じて生まれる、 とゆう法であるらしい。 

(今回あんまりにもな写真なので・・・)烏枢沙摩明王の像は 燃え上がる火炎を光背とし、 明王であるが故に激しい憤怒の表情をしています。

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この明王を念じる修行者は先ず 
内縛し、 右大指を右無名指の爪先に重ね、 左の大指は 右大指に絡める。
両頭指は立て開き、両中指の指先を軽く付ける。

と、 なんのこっちゃ???です。。。


梵字は ウン。












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大元師(たいげん(すい))明王とは?  [仏さま]

のうぼう・たりつ・ぼりつ・はらぼりつ・しゃきんめい・しゃきんめい・たらさんだん・おえんび・そわか
<大元師(太元)明王 真言>

サンスクリットでは アータヴァカ『荒野の鬼神』。
八大夜叉大将の一尊!

1日に一人は 人間を食べていたそうです[バッド(下向き矢印)]
しかし、そんな殺生をしていた彼が、釈迦と出会い諭されます[グッド(上向き矢印)]
この明王の効力は、 

全仏尊(ぶっそん)の中で最も恐ろしいとされた『鬼神大将、敵国降伏・国家鎮護(ちんご)』という力を持つといわれる程に絶大だっため、

中途半端な、生半可な僧侶などが祈祷し願いを叶えてもらうとすれば、 返って死に至るとまでいわれています。

この大元帥明王(だいげんすいみょうおう)の名前が、いちやく有名になったのは、
平将門(たいらのまさかど)の乱、この明王の効力は、 

全仏尊(ぶっそん)の中で最も恐ろしいとされた『荒野鬼神大将、敵国(怨敵)降伏・国家鎮護(ちんご)・広大無辺・諸明王の総帥』などという力を持つといわれる程に絶大だっため、

中途半端だったり、生半可だったりする僧侶などが祈祷し願いを叶えてもらうとすれば、 返って死に至るとまでいわれています。

この大元帥明王(だいげんすいみょうおう)の名前が、いちやく有名になったのは、
平将門(たいらのまさかど)の乱、元寇の時であり、
       ↑
(大威徳明王法だったとゆう説もありますが・・・)


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印契には 5種または7種ある。

← 内縛して中指を立てるもの。






この明王の像は 青黒い身体に髑髏の首飾り、 手足に蛇を巻きつけるなど明王の中でも 取分け猛々しい。

この明王を本尊とする大元師法は 毎年 正月8日から14日まで修せられている。

梵字は ウン。









大日如来とは?<金剛界> [仏さま]

おん・ばざら・だと・ばん   <金剛界 真言>

金剛(インド神話の最高神インドラの雷撃の武器、ヴァジュラに由来)界とは、ナニモノにも打ち破られる事の無いもの。宝玉でゆうところのダイヤモンド。

金剛界曼荼羅は、9つの曼荼羅の集合で如来のゆるぎない智慧の世界を示す。

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やっぱり 雑な写真だ・・・(!^^)

← 主尊の金剛界大日如来は、一切智智『あらゆるものを知る智慧』を表す『智拳印』を結んでいる。
  胸前に左手の頭指を立てて、右手の拳で握る。






宗旨によって、右・左の違いはあるが

両界何れの大日如来も長髪・宝冠をつけた姿で顕れる。
釈迦や阿弥陀などの通常の如来像が僧形であるのに対し、際立って異なる姿であるのは間違いない。

密教の修法を修すれば、人は、身(しん)・口(く『言葉』)・意(い『心』)の三密に於いて大日如来と一体になる事が出来るからこそ、最上の教法に相応しい王者の姿で表されるのでありましょう。

梵字は バン。












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